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評価:
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CATVで観た 93年に実際に起きたソマリアでの
モガディッシュの戦闘を題材にした作品 アメリカはよその国に首突っ込むの好きだよなぁ
1時間で済むはずだったゲリラの要人拉致作戦が 民兵の思わぬ反撃によって15時間以上もの間敵の制圧地域での戦闘を余儀なくされ 最後には国連軍の援護を要請して19人以上もの死傷者を出して アメリカ軍がソマリア撤退を決定した有名な大失敗作戦 それが前述の
モガディッシュの戦闘
その(あくまでも米側からみると)惨劇をほぼ忠実に映画化した点は かなり高い評価も出来るのだが 要するにイラク戦争のためのプロパガンダ映画だろ?って一部の批評にも頷ける ちょっと観終わった後にどんよりとした感情が残る映画
何故だろう?と考えてみると ソマリアの人からすれば 呼んでもないのに勝手に家の中に入ってきて酒乱の暴力亭主を拉致ってこうとしてる知らんヤツ なんじゃないかと 米軍がね そりゃ抵抗もするわな しかも相手は銃ぶっ放してくるんだもの そりゃヘリでも撃ち落せってなるわな
結局未だにソマリアは国として機能していないんじゃなかったっけ? 米軍は結局何しに行ったわけ? これだけとりあげて悲劇だって言われてもさ ソマリアの人は米兵の何十倍も死んでるわけで・・・
映画としての出来の良さ としては十分だけど その裏にあるモノを考えると 手放しで喜べる映画ではないな