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リーピング2008.07.27 Sunday
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CATVで観た 旧約聖書の“十の災い”を題材にした映画なので キリスト教徒でなければいまいちよく分からんよ
布教活動で赴任したスーダンで 旦那を殺されて娘を雨乞いの生贄とされちゃって 信仰をやめた元宣教師 今は奇跡とやらを科学的根拠に基づいて分析して解明しちゃう 無神論者に成り果てた主人公キャサリンに あのヒラリー スワンク
アメリカの片田舎町で 兄を殺して川を赤く染めた悪魔の子と見なされて サイエンス クリスチャンの町の住民から殺されそうになってる謎の少女役に 最近大注目の若手アンナソフィア ロブ
要するに 悪魔崇拝vs神 のオカルト映画なので 前述の“十の災い”の記述通りのことが起きたり 悪魔やら神の行いはこういうもんだ的なシーンがあるんだけど キリスト教に詳しくもなくましてや聖書など読んだこともない生粋の仏教徒のボクには「そう言ってるからそういうもんなのか」程度でしか理解できない キリスト教徒の人はピンときてるのか?
途中途中でやたらと夢だとか幻のシーンが出てくるので 結局はどれが実際の出来事だったのかよく分からんまま 置いてけぼりにされつつ話が進んでいく 最後の最後に「 え!?あのシーンは夢部分でしょうが!!」ってなりましたもの 伏線は張っといたんだからもう1回観て確認しろよってことなの?
パッケージにあるビジュアルは 映画の中身と一切関係ないので念のため 蛇とか出てこねーし
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マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト2008.07.18 Friday
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wowowで観た あのロブ ゾンビが監督した作品 2って書いてあるってことは続編なんだよね?
一番最初に思い出したのは あの名作 悪魔のいけにえ スプラッターでエログロ 血だらけで痛々しいというよりは 逃げ場を失った時にはじめて覚える絶望 死の淵まで追い込まれた精神的痛々しさ が次から次へと映し出されていく もちろんそれなりに残酷描写もあるのだが 選択肢の無い状況へ追い込まれた人間が 顔から表情を失う様 を観ている方がよっぽど辛いんだな
ロブは音楽やってる時から 天賦の才を持っていると思ってたけど 映画に関してももっと評価されていい人だよね 既に枯れてしまった近年のタランティーノ映画より よっぽどいいよ
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ラストキング・オブ・スコットランド2008.07.15 Tuesday
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wowowで観た アカデミー主演男優賞を獲得した作品 かなり強烈な残酷描写があるので 女性や子どもは観ない方がいいんじゃないかと
スコットランドの医者の息子が めでたく医者となるが 好奇心に駆られ偶然にウガンダの僻地医療に携わることになる 医者になりたての世間のことも何も分かっちゃいない 云わば“金持ちのお坊ちゃん”が 70年代のアフリカで粛清と弾圧に血塗られた独裁者に出会う 初めこそは 民衆から成り上がったそのカリスマ性に魅了されるが 次第に裏に秘められた狂気性を目の当たりにして恐怖するも 既に前にも後ろにも行けない状況に陥っていることに気付き絶望する
若者特有の反抗心と無軌道な好奇心 そして今で言う“自分探しの旅”のあまりにも大き過ぎた代償 劇中冒頭で アミンの車に激突して死にかけている牛を撃ち殺すシーンがあるが その衝動がアミンの後の残虐性を引き出したことに 本人も気付いてはいない
単なる好奇心と欲望に従った行動の結果が 悲惨な事態を招いていたと気付いた時には もう既に数え切れない犠牲者を出していた現実にも気付く 無軌道な自分の所業がそれら全ての原因となっていたことにも気付く 粛清と弾圧に血塗られた独裁政治の片棒をしっかりと担いでいたのだ
功名心に逸るのも 好奇心に駆られるのも 若さの特権だし そして何よりも“自分探しの旅”で冒険したくなるのも若さ故の行動だ しかし その行動が何をもたらすのか 何を引き起こすのか それをじっくりと見せてくれる映画だ
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ゾディアック2008.07.14 Monday
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CATVで観た 2時間半は長い
全体として三部構成になっていたようで 犯罪と同時進行で物語が進んでいくのが第一部 刑事が捜査の過程で真犯人に迫っていくのが第二部 時が経ち新聞記者だけが事件を追うのが第三部 結局は真犯人に辿り着けずに 物語は終了
クライム サスペンスというよりも ドキュメンタリーのような映画 この事件に深入りするが故に 人生が変わっていく3人 ミイラ取りがミイラになる という言葉通り 真犯人を追い求めることが目的ではなく その過程がいつしか目的となってしまった3人の人生の変化と苦悩の映画だってことだ ゾディアックという連続殺人犯を描いた作品ではないんだね
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ラッシュアワー32008.07.13 Sunday
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CATVで観た いやあ パート3って 何やってもダメになっちゃうんだね
ストーリーは細切れ 演出はボテボテ 肝心のコメディは下ネタに走る始末 残念ながらシリーズ最低作
ジャッキーの主演映画で 途中で眠たくなったのは初めて 行ったり来たりするストーリーと スピード感の無いアクション 次々に現れる無駄なシーン カンフー教室の巨人・フランス公安の刑事・タクシーの運ちゃんの存在意義は何? 要らんでしょ たった90分の映画なのに 最後まで観るのが苦痛だったよ
4作目は観ないね
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ゲド戦記2008.07.13 Sunday
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地上波で観た ジブリ作品って やっぱり苦手だな
原作とかなり違う作品らしく 公開時からかなり批判を浴びていたこの作品 その理由は何なんだろうと思っていたが 率直に言うと 何が何やらよう分からん ってことかと
王である父親を殺し魔法の剣を奪う 影という存在に追われることに怯える 抜けるはずの無い魔法の剣が抜ける 少女が龍へと変化する その全てに理由が無いんだよね あるはずの伏線も無いし
麻薬や人身の売買で手軽に儲ける人々を悪とし 田畑を耕し作物や家畜を育てる人々を善とする ジブリ特有のステレオ設定は相変わらずだし 話がさっぱりと分からんし 前述の謎の部分も最後まで解明されないまま終わってしまった映画
宮崎アニメ独特のナウシカチックな少女 その少女が歌う健気な唄 悪に屈服しかけたヒーローが立ち直り悪を倒す勧善懲悪設定 そして“文明=悪 not文明=善”というステレオタイプ それを兼ね備えればジブリ好きな観客を騙せるとでも思ってたんだろうか?
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シリアナ2008.07.07 Monday
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wowowで観た 石油利権を争う 産油国 消費国 企業 宗教 個人 を全て巻き込んだ陰謀のドラマ
これは非常に分かりにくい 登場人物の説明書きでもあれば最初によく読んでおきたいくらいだ 誰が何の目的で何をやってるんだか 途中までさっぱり分からんかった
舞台はシリアナという架空の中東の国 王位継承者の第一王子はこのままでは石油が枯渇した時に国が滅んでしまうので本当の意味での産油国としての独立を図りたい そのためには石油が枯渇する前に政治の民主化や近代的な経済政策を導入して近代国家としての基盤を作り上げたい
アメリカは王様だけ取り込めば万事済んでしまう絶対君主制の基盤を崩すことなく今までどおりシリアナから石油を搾り取りたい そのためには第一王子が邪魔
米国の石油企業は今までシリアナでの石油採掘権を牛耳ってきたが 第一王子が中国と手を組んでしまったためにその利権を失い倒産寸前の事態に陥り 慌てて企業合併をして採掘権を取り戻そうとする そのためには余計なことを考えてる王位継承者の第一王子ではなくオツムの弱い第二王子に王位を継がせたい
シリアナの石油企業で働いていたパキスタンの親子は 中国が採掘権を得た関係で 解雇され途方に暮れる ふとしたキッカケで知り合ったイスラム神学校の指導者に影響され イスラムの過激的思想に毒されていく
スイスのエネルギー経済のアナリストは シリアナ王のパーティに招かれるが そこで事故に遭い息子を亡くす それをキッカケとして第一王子と知り合い 国としての近代化を目指す王子の要望に応え 顧問として王子のそばに身を置く
ざっと書いただけでも これだけの話しの軸がある 他にも CIA諜報員と石油企業の顧問弁護士の話も絡み合って それぞれの登場人物の特徴をつかんでいないと さらに 中東の石油産出国とアメリカ(国&企業)の利権の構造が理解できていないと かなり難解な映画に他ならない
これって実在のCIAの諜報員の原作なのね 原作を読んでみたくなったぞ
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Indestructible / DISTURBED2008.07.06 Sunday
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デビュー当時 ラウド ロックの進化系と称されたバンドの新譜 既に本国では安定した人気がある らしい
太い声のVoが特徴的なラウド ロックというよりはヘヴィ メタルでしょうね おそらくメタル系の色々なバンドに影響されているんでしょう あ ここ○○っぽい って箇所がそこかしこに それもこれも含めて このバンドの個性なんでしょうな 1曲1曲はかなりインパクトがあるんだけど 全体的に同じような曲調なので若干食傷気味になるかな? それでも ここ最近のバンドの中では安定感はピカイチかと
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ホステージ2008.07.05 Saturday
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wowowで観た ブルース ウィリスが田舎警察署長役 過去に交渉を担当した人質事件で交渉に失敗し犠牲者を出したことで心に傷を負った元敏腕交渉人
何だか終始混沌としていて要領を得ない作品だった 最初に交渉に失敗して心に傷を負う
という設定が最後までほとんど活かされなかったし 三人組がなぜ強盗をしようかと思い立ったのかも曖昧なままだし 何よりもFBIを偽装できるような巨大犯罪組織が家族を誘拐してまでしてなぜ警察署長を脅さなきゃならんのか? FBIの管轄になった!って現場に乗り込んで行ってるのに 突入して皆殺し>DVD奪取 でよかったんじゃないのか?
ニ正面作戦を布かなきゃならんかった警察署長の苦悩は分かるんだけど それにしても何だかモタモタしてて それに輪をかけて犯罪組織もモタモタしてるし(最後にはあっさりヤられちゃうってどういうこと?) 三人組の強盗の一人(キレちゃってる警官殺し)が一番首尾一貫してたっつーか 分かりやすい人物像だったように思う
この先どうなるんだろう? って感じではなく この先どうしたいのさ? って思いながら観てた作品だった
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